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コラム

「やさしい日本語」ワークショップをお手伝いしました

今年初めて東讃地域で開催される瀬戸内国際芸術祭2025夏会期を前に、外国人観光客への案内を担うボランティアの方向けの「やさしい日本語」ワークショップがさぬき市で開かれました。実際に外国人と話をしてみようという企画のお手伝いとして、現在、ヒューマンリング協同組合で入国後講習中の技能実習生が参加しました。

講師は、はずむ日本語代表の上原由雅さん。当組合でも日本語教師としてたくさんの実習生を指導してきた方です。

ワークショップでは、おすすめの翻訳アプリの紹介があったり、外国人にとってわかりやすい日本語とわかりにくい日本語の特徴を学んだり、実際に外国人との会話を体験して、自分の話す日本語がどのくらい通じるのかを体感したりと、短い時間でしたがもりだくさんの内容でした。

この会話体験に、実習生たちはお手伝いとして参加しました。外国人とコミュニケーションをとるのが初めてという日本人がほとんどで、実習生にとっても、老若男女、教室の外の生の日本語に触れるとても貴重な機会になりました。

 

実際に外国の方と会話をしてみると、自分が思っている以上に「速い」と思われていたり、方言を方言と思わずに使っていたり、想像以上に通じないもどかしさを感じることがあります。今回参加した技能実習生たちは、母国で簡単に日本語を勉強してから来日していますが、それでも通じなくて翻訳アプリを活用したりする場面も見られました。観光客などは日本語が一切わからない方もいらっしゃるでしょうから、とても実践的な内容でした。

技能実習生たちにとっても、教室できくティーチャートークとは異なる生の日本語に触れ、わからないことを正直にわからないと伝える練習や、困ったときの翻訳アプリの活用など、会社に配属されてからも役立つ充実した時間を過ごすことができました。

日本語教師の仕事をしていると、「外国語がしゃべれるんですね。」とコメントをもらうことが多々ありますが、特に日本国内では、日本語教師は日本語で日本語を教えることが一般的です。日本人は外国人をみると英語を使おうとしがちです。でも、英語がわからない国の人もいれば、多国籍の外国人を同時に教えることもあるので、「やさしい日本語」は日本語教師の必須言語です。「やさしい日本語」は易しくて優しい日本語ですが、外国人に対してだけでなく、日本人にとってもわかりやすいことばなので、今回の参加ボランティアの方たちから、もっともっと広がっていけばいいなと思います。

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